「もち麦」を1ヶ月間食べ続けた結果を公開中

麦ご飯に使われる大麦は体に悪い?グルテンは含まれている?

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体によい健康食物として知られる大麦。スーパー大麦やもち麦などダイエット食材としても注目を集めていますが、一方で体に悪いという懸念を持つ人も少なくないようです。大麦は体に悪いのかどうかを調査します。

目次

大麦って体に良いの?悪いの?栄養成分は?

大麦食品推進協議会では、大麦の健康機能性として以下の6点が挙げられています。

  1. 血中総コレステロールを下げる作用
  2. 食後の血糖値が上がりにくい作用
  3. 糞便量を増やし、大腸内の細菌叢を改善する作用
  4. 腹部脂肪蓄積を抑制する作用(メタボ解消作用)
  5. 満腹感の持続作用とセカンドミール効果
  6. 腸管免疫機能を調整する作用

①〜③は、科学的な研究が充分に蓄積されている作用とされており、
④〜⑥は、新しい研究成果が出ていたり、今後の研究を期待したい作用とされています。

これだけ見ると体に悪い要素はないように思われます。
主な栄養成分はこちらです。

押し麦100gあたりの主な栄養成分と含有量

たんぱく質 6.2g 脂質 1.3g 炭水化物 77.8g カルシウム 17mg 食物繊維 9.6g

とくに食物繊維量が豊富です。中でも水溶性食物繊維のβ-グルカンが多く、コレステロール値の低下作用に優れて、動脈硬化や脂質異常症などの生活習慣病予防の効果が期待される穀類です。

大麦と小麦の違いは?グルテンは含まれている?アレルギーは?

似ている食材である大麦と小麦と比較するとどんな特徴があるでしょうか。

大麦

吸水性が高く、粒のまま炊いたり茹でたりして食べられることが多い。

たんぱく質は「ホルデイン」で、グルテンはほとんど含まれない。

小麦

粉を水でこねて得られる強い弾力性を利用して、パンや麺にして食べられることが多い。

たんぱく質は「グルテン」。アレルギー表示が義務付けられている。

グルテンを含むかどうかが大きな違いとなっています。
ただ、小麦アレルギーの原因物質のグルテンと、大麦のたんぱく質ホルデインはよく似た分子構造をもつため、稀に大麦でもアレルギー反応を起こすことがあります。
小麦アレルギーがある人は、大麦にも注意が必要です。

●大麦の使用が想定される食品 (一部)

ビール(麦芽を使用)
ウイスキー、ジン、ウォッカなどのスピリッツ類
麦焼酎、芋焼酎(麦麹を使っているもの)
梅酒(スピリッツが原材料に含まれるもの)
麦茶
麦芽糖を使った和菓子 など

はくばくホームページ「小麦アレルギーの人は大麦を食べてもアレルギー症状が出る?」より

食物繊維のとりすぎは良くない?

大麦に豊富に含まれる食物繊維ですが、とりすぎるとよくないというのは本当でしょうか。

厚生労働省は、「日本人の食事摂取基準(2020年版)」で、一日あたりの「目標量」を、18~64歳で男性21g以上、女性18g以上としています。

一方で、大麦食品推進協議会によると日本人の平均食物繊維摂取量は、一日あたり15g未満とされています。

欧米では、一日あたり24g以上の食物繊維を摂取すると、心筋梗塞、脳卒中、2型糖尿病、乳がん、胃がん、大腸がんなどの発症リスクが低下するという研究報告があるそうです。

押し麦100g(炊くと0.8合くらい)あたりの食物繊維量は、9.6gだったので、丸々食べてちょうどよいくらいですね。ただ食べ過ぎると、お腹が張ったりゆるくなりすぎたりすることもあるので、要注意です。

また、食物繊維をサプリメントなどで過剰に摂取すると、ミネラルなどの吸収を妨げることもあるようです。

消化に悪いって本当?

大麦やその品種であるもち麦や押し麦は消化に悪く胃腸が痛くなることがあるという声があるようです。
筆者も色々と調べてみましたが、「消化によい」という見解と「消化に悪い」という見解が両方ありました。

大麦は胃や腸の中でゆっくり消化され満腹感が持続するという特徴があるのは、確かなようです。

よく噛まずに飲み込んでしまったり、食べすぎてしまったり、水分補給が足らなかったりした場合に消化不良を起こしてしまうようです。この点は他の食べ物と同じですね。

まとめ

「麦ご飯に使われる大麦は体に悪い?グルテンは含まれている?」という点への答えをまとめます。

  • 基本的には、現代人に不足しがちな食物繊維が豊富で体によい
  • 小麦と違い、グルテンは含まない
  • ただ、グルテンと似た分子構造のタンパク質があるので小麦アレルギーの人は注意
  • お腹が張ったりゆるくなり過ぎることもあるので、少量から試すのがよい
  • 他の食物と同じく、よく噛んで適量を食べ、水分補給はしっかりと行う

大麦にはたくさんの効用があるので、これらの点に注意しながらぜひ毎日の食事に取り入れてみてください。

参考資料
https://oh-mugi.com/ohmugi/index.html
https://www.hakubaku.co.jp/omugi-lab/hyakka/allergy/
https://www.hakubaku.co.jp/omugi-lab/hyakka/omugi-to-komugi/
https://www.nichibaku.co.jp/
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/food/e-05-001.html
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/dictionary/food/ye-016.html
https://www.tokimekukurashiwo.com/diet-mochimugi/
https://www.hawaiiwater.co.jp/column/water-health/105.html
https://new-seasons.net/mochi-wheat-is-not-dangerous/

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